暁に果てるまで

こう、ブログっていうのはサラッと何事もなかったかのように再開するのがいいって曾祖父の教えがありましてね。
どうも、おづきです。


去る5月11日19時、私は国立代々木競技場第一体育館、南スタンド2階Gブロックあたりにおりました。
そう、東京ドームで行われた休止宣言ライブから15年、THE YELLOW MONKEY再始動の、その瞬間に立ち会えたのです。




チケットの一次先行では初日も二日目も取れず絶望に暮れておりましが、しかし、二次先行ではなんと両日とも押さえることができ、家のリビングで回転して喜びを表しておりました。
2枚申し込んでいたので、もう1枚は長年追っかけをやっていて吉井和哉のために北は北海道、南は沖縄まで行っていた母親を(一次も二次も初日が取れなかったらしいので)連れていくことにしました。人生最大の親孝行ですね。

ライブ前の数日間は色々なことに手が付かず、それどころか体調まで崩すという遠足前の小学生以上のドキドキハラハラっぷり。
前日は仕事もあったのですが興奮して寝られず、イエモンの曲を流しながら同じく興奮して眠れないイエモンクラスタと1曲目なんだろうね!みたいな話をしていました。ちなみに個人的にはSPARKか楽園が無難かなーと考えてました。

当日。
もうだめですね。原宿に着いた時点でなんだかもうふわふわしていて、本当にやるの? 嘘でしょ? ……と現実を受け入れられないモードに入ってました。会場近くにあったモニタ車に映し出されるカウントダウンを見て(やめてくれ……死んでしまう!)と思ったりも。
物販列はなんかやばかったので明日にしようと、とりあえず浮ついた気分を鎮めるために、みんな大好きさくら水産へ。いいですよねさくら水産。一番好きなさくらです。紗倉まなは、まぁそこそこです。
さくら水産でビールを2杯ほど流しこみ、メンソールの煙草を吸い(普段はレギュラー)、開演30分前になったので会場へ。

席はスタンド2階の割とステージ寄りだったので、ステージを見下ろす感じになるものの、なかなか悪くない。南だとHEESEY
そしてなにより目に入るのはステージのモニター?に映し出されるカウントダウン。もうだめ、心臓止まっちゃう。
100の桁が変わるたびに歓声が起こり、100を切る頃には会場の空気はもうおかしなことになっていました。
60、あと1分。
会場全体で手拍子が起こり、どんどん気持ちが昂っていきます。隣にいる母親は死にそうな顔をしてます。
最後の10カウント。
会場全体で声を揃え、数えていきます。
0、ゼロ。
会場の電気が消え、歓声がさらに大きくなる。

最初、流れてきたBGMはノイジーで、それに乗せてバラ色の日々のI WANT POWERの部分が。おお、バラ色の日々からか!? となりました。いや、なってませんでした。ぶっちゃけ頭真っ白でした。

ARE YOU A BELIEVER?
信じていました。貴方達が帰ってきてくれることを。
ARE YOU A BELIEVER?
信じていました。この瞬間を。

ブラックアウト。

ANNIEのカウント。
プライマル。

ああ、プライマル。
プライマル。だ。ああプライマル。だ!
カーテンのかかったステージはライトで白く染まる。
眩しい、あまりにも眩しい。
だって、見たかった光景がそこにあるから。
照らされる4人のシルエット。

僕はもうすでにボロ泣き。いや、汗かもしんない。わかんないくらい顔がもうびっちゃびちゃ。
うずくまる母親。心臓発作でも起こしたかと思った。生きてたので放置。

取り払われるカーテン。
4人が、4人が目の前にいる……。
この歌は置き手紙じゃなかったのかよ。思い出が重荷になっちゃったんじゃなかったのかよ。
なんだよ……ありがとう……ずっと好きだったよ……。

とまぁそんな感じで全曲の話すると長くなるので適当にトゥートゥーイェー。

なんでA HENな飴玉だよ!

いやまぁ好きですよ。噛まずに舐めちゃいますよ。

で、次です次。
Tactics
“あのギターの入り”で死にました。
イエモンのライブに行っていたり、SO ALIVE聞いてる人ならわかるでしょう。あれですあれ。
死ぬほど好きなんです。
ぶっちゃけTacticsはそんなでもないんですけど、ライブ版は別。ほんと好き。
思わず悲鳴を上げてしまったら、何の曲かわからないのか前に居た女性に怪訝な表情をされました。SO ALIVEを聞け。

2時25分はやると思ってたんでいいんですけど、

なんで薔薇娼婦麗奈だよ!

で、球根。球根はやっぱりいいなぁとしみじみしていたら、カナリヤ。
カナリヤの歌詞が高校時代むちゃくちゃ刺さって死にそうになったことを思いだしました。
立て続けに電子音から始まるHOTEL宇宙船。ずっとこれが続けばいいな。

花吹雪。
待ってました花吹雪。
そして、このアウトロで違和感に気付く。あれ、キーボード三國さんじゃないな。(丁度死角でみえてなかったんです)

空の青と本当の気持ち。
正直これもなんでやったんだ感があるんですが、とても好きな曲です。
Fatherの方じゃないんだ!? とは思いました。とても好きなんですけどね。

で、一旦終了。と思いきや映像が流れる。
今撮ったばかりの映像を逆再生。面白い。
巻き戻して巻き戻して1月8日。
あの日、ただただ嬉しかったなぁ。とあの時を振り返っていたら、会場がペンライトの青い光で埋まっていく。この時はまだ綺麗だなーと思ってました。

ALRIGHT
すごいねこの曲。初めて聞いた時も思ったけどびっくりするほどイエモン。いや当り前なんだけど。
なんというか、新曲な気がしない。
みんな、ひとつに集めてのとこ振られるって覚悟してなかったんかいって話はまぁいいや。

んでんでんで

SUCK OF LIFE
バンド紹介タイム。東京ブギウギは12月28日までお預けかな!?
ちなみに二日目のHEESEYの時、ロックンロールゴリラ! って言ってる人がいなかったのはわりと本気で寂しかったです。私は何コイツって目で見られました。ドームのBDを見ろ。

バラ色の日々は吉井さんがソロでやってる時のアレンジだったのでちょっとびっくり。
バラ色の日々自体も好きなんですが、この先に何が来るか大体想像がついてしまって、過呼吸気味になってました。

暁に果てるまで!
悲しき!
ASIAN!
BOY!

とんでもないくらいに悲鳴をあげました。

あ、あ、ああああああああああああ!!!!!

クソダサ電光板が!
THE YELLOW MONKEYって書いてあるだけのクソダサ電光板が!!!!
何よりも待ち望んでいた光景が……。
(ちなみにこれモニターに表示して再現してたみたいですね)

サビの手の動きは相変わらず会場中ぴったりで気持ちよかったです。

そんなこんなで本編は終了。

アンコール。

Romantist Taste!!!!!!
もうね、ほんとね、吉井さんの歌詞が本当に大好きなんです。って感じの曲。

BURNのナパームかっこよかった。

BRILLIANT WORLDは地味に後期イエモン曲の中でかなり好きなんですよね。ふわーって開けていく感じがとても好きです。

犬小屋は犬小屋でした。うん。犬小屋。

JAM
まぁそうですよねーJAMだよねー。MCからの流れで入ったからハイハットの時の歓声は少なめ。たぶんわざとだろうなー。
後奏でいえーいえーいえーいえーいえーーえぇーーってやると思ってたんですがやりませんでしたね。
で、この時にペンライト光らせてた連中。許さんからな。お前らのせいで真っ赤に染まらなかったんだからな。って思いました。戯言ですね。でもけっこうカチンときてました。これだからアイドル以外に光り物グッズ出すの嫌いなんです。僕だけですかね?

ってな感じで個人的には最後の最後でがっかりしてしまったんですけど、最高の復活でした。

MCのハイライトはおそ松さん

終わったあとに一緒だった母親と飲みに行って、LOVE LOVE SHOWやってないんだよね絶対明日やるよって予言してたら本当に来たのでにやりとしました。
FINE FINE FINEもやってたりと二日間行けて本当によかったなぁという気持ちになりました。

やはり初日は緊張してたのか、二日目の方がイエモンらしさというか吉井さんがちゃんとLOVINしてたというか、楽しそうだったのが印象的でした。

なんか、語りたいことはまだまだあるんですが、すでにとりとめもない感じでアレなのでこの辺でアレします。


12月28日に武道館で「桜舞い散る九段下、夢よ飛び散れ花となれ、日本国旗に敬礼を!」って聞くのを楽しみに生きていきます。

ではまた。